• TOP
  • はじめての方へ
    • このサイトの使い方
    • ココサプとは?
    • よくある質問
  • サプライズのココロ
    • 人生を変えた贈り物
    • ディズニーの魔法
    • 本物の愛
    • 5年生のときの担任
  • 相手別にサプライズ
    • 彼女・奥さんにサプライズ
    • 彼氏・旦那さんにサプライズ
    • お父さん・お母さんにサプライズ
    • お子さん・お孫さんにサプライズ
    • 友達にサプライズ
    • 結婚式でサプライズ
    • みんなで協力してサプライズ
  • プレゼントでサプライズ
    • あなただけの写真を使ってサプライズ
    • 体験型プレゼントを使ってサプライズ
    • あなたの分身を使ってサプライズ
    • メッセージを刻んでサプライズ
    • 未来への手紙を使ってサプライズ
    • マッチボックスを使ってサプライズ
    • 映画の中からサプライズ
    • つきの土地・火星の土地を使ってサプライズ
  • レストラン・ホテルでサプライズ
    • 伝説の感動レストラン
    • 居酒屋甲子園の覇者
    • 最高のホスピタリティーホテル
    • 感動を呼ぶウェディング
    • 感動を呼ぶパーティー
  • とっておきのサプライズ
2011年ピックアップサプライズ
Line
  • モザイクアートでサプライズ
  • ホームページでサプライズ
  • サプライズムービー
  • お勧めメルマガ
  • 携帯にURLを送る

▼ ぼくの生まれた日

ある本を読んでいたら、とても素敵な お話しがあったので紹介します。

ちょっと長いですが読んでください。

「ぼくの生まれた日」 ドラえもんの映画版ストーリーだ。

甥っ子の子守がてら観に行った映画。
まさかその映画で俺が泣くとは思わなかった。

たしか、こんな物語だった。

のび太がいつも通り両親に説教を受ける。
頭にきたのび太は「お母さんはホントの お母さんじゃないんだ!
だからあんなに僕のことを怒るんだ!」と言いだします。

「じゃあ、タイムマシンで見に行ってみる?」 とドラえもん。

こうしてのび太とドラえもんはのび太が生まれた日を見に行きます。

そこでのび太は自分の知らなかった親の大きな愛情を目の当たりにすることになる。

人前でなくことのない俺がまさ ドラえもんの映画で泣くなんて・・

こんな顔は甥っ子に見せられないと、 帽子を深くかぶりなおしたのを覚えている。

しかし、普段クールなキャラで通っている俺が
「ドラえもんで泣いた」という事実は
仲間内では単なる笑い話になり、
今では「ユウトは号泣のあまりしばらく席を 立てなかった」
という尾ひれまでついていた。

思えばあのころは俺も母と仲良かった。

それから、俺がなかなか定職につかないことを
くどくど嫌味を言ってくる母と大喧嘩をして
京都の実家を飛び出したのが3年前。

「出てったるわ、こんな家!」最後にそんな言葉を吐き捨てて、
あれから母どころか、 親戚とも連絡を取っていない。

それから、俺は岐阜県の知り合いが経営するバーで住み込みで働くことになり、
“一流のバーテンダーになって自分の店を持つ”
そんな夢を見ながらひっそり暮らしていた。

だが30歳の誕生日の時、地元の友達が
わざわざ岐阜まで押しかけてきた。

親友のテル、デブの谷口、遠距離恋愛中の彼女まで一緒。
店の上に借りていた自分のワンルームは人であふれた。

「ユウト、ちょっとみんなのジュース買ってきてえや」 と彼女が俺に言う。
「いや、誕生日のヤツに言うかフツー」 そう言いながらも、
みんながはるばる会いに来てくれたことに気をよくしていた俺は、
快くパシリを 引き受けた。

そして、コンビニで買い物を済ませ、ペットボトルのコーラを抱えて
部屋に戻ったとき、俺はぎょっとした。
部屋の真ん中に小型のプロジェクター、壁一面には 真っ白いスクリーン。

「今日はみんなで映画観ようと思ってな!」と親友テル。
「は?意味分からんし」俺はワケが分からないまま畳の上に座らされた。

間もなくして部屋の電気が消され、映画が始まった。
真っ黒の画面に映し出されたタイトルは、

“ぼくの生まれた日”

まだ状況のつかめていない俺の戸惑いをよそに物語が始まる。

それはドラえもんじゃなかったし、アニメでもなかった。

まず、実家の近所の公園のベンチが映る。
そこでだるそうにタバコを吸っているのはテルだ。

「なにこれ?」という俺のつぶやきには誰も答えて くれないので、
仕方なくスクリーンに視線を戻す。

画面のテルが芝居がかった口調でしゃべりだした。

「ああ!むかつくわあのオカン!!」

すると全身タイツを着た顔を青と白でペイントした谷口が登場してひと言、
「ユウト君、またそんなこと言って~」

部屋で失笑が起こる。
まさか、こいつドラえもんのつもりなのか?

画面の中のテルは気にせずに続ける。
「いや、あのオカンは絶対俺のオカンやない! あんな家出て行ってやる!!」

・・・

そうか、この画面の中のテルは今、 俺(ユウト)っていう設定なんだ。
どうりで、服装も俺っぽい。

「よし、じゃあタイムマシンで見に行こう!」 と谷口
・・・いやドラえもんが言う。
「ええぞ、行ってやる!」と画面の中の俺は勢いよく言って
ドラえもんと2人で歩きだした。

30年前というテロップが出て、舞台は どこかの病室へ。
タイムマシーンは無しか・・

病院のベッドで赤ん坊を抱いている彼女がいる。
赤ん坊と言ってもよくある赤ちゃんの人形に
俺の顔写真を貼ってある雑な赤ちゃんだ。

おもむろに画面の中の彼女がしゃべりだす。
「この子の名前はユウト。人の痛みがわかる優しい子に育つように・・・」
俺役のテルが大写しになる。
その目は少し 潤んでいるようにも見える。

そうだ・・こうして俺は優人と名付けられたんだ。

「ほらね、君はちゃんと愛されて生まれてきたんだよ!」
と谷口ドラえもんが叫ぶ。

せっかく胸が熱くなりかけたのに、こいつの青白にペイントされた顔が台無しにする。

画面が暗転し、「そして現在・・」というテロップ。
どこかの家の廊下をカメラが進む。
カメラはいつの間にか主観的な視点に変わっていてもう、テルも谷口ドラえもんもいない。

そしてそこは見間違うはずもない、実家の廊下だった。
ぎしぎしと床をきしませながらカメラは進み、 突きあたりのドアの前でとまる。

そこはもちろん俺の部屋だった場所だ。
ドアがゆっくり開いて、懐かしい部屋が映る。
タバコの臭いまでしてきそうな気がした。

オカンが立っていた。
少し痩せて小さくなったように感じたが、それは間違いなくオカンだった。

ぎこちない笑みを浮かべながらカメラを見ていた。
「ユウト、元気にやってる?」 そして今ここにいる俺に向かって話しはじめる。

「いまは岐阜でがんばってるんやて?目標を みつけたんやね、よかったね。
でも中途半端で 投げ出したらあかんよ。あんたは短気やからね。
それと、こんなステキなお友達がいて。
あとは お世話になってる仕事の上司も、そういう周りの人たちに対する感謝の気持ちだけは、
忘れんといてね。 バーのお仕事がんばって。
いつかお父さんと 飲みに行くから。それじゃあ体に気ぃつけて。
疲れたら、いつでも休みに帰っておいで」

俺は画面をじっと見つめていた。

「・・・ユウト、30歳の誕生日おめでとうね」

酒なんて飲めんくせに。
でも、オカンはオカンのままだった。

無印のベッドもビクターのコンポもタバコで 黄ばんだエメラルドグリーンのカーテンも
あの日家を出てから何一つ変わってなかった。

俺はもう大人だと思っていたが、
オカンにとっては息子のままだったのだ。

強がってひとりで遠く離れた場所にやってきて、
強引に家族の縁を断ち切ろうとして、少しずつ不安を感じていた自分が、
ものすごくちっぽけな 存在に思えた。

目に涙があふれた。

俺はなにも話すことができない。
みんなに笑われるかと思ったが、みんなは 画面に向かって拍手を送っていた。

谷口なんか俺より泣いていた。

何人かのスタッフの名前が流れているが
なんて書いてあるのかさっぱり見えない。

顔を上げられなくなった。

もうみんながどんな顔をしているのかわからない。

でもこれだけはわかる。

俺は幸せ者だ。

-----------------------------------------------

辛くなったら、あなたの名前を思い出して。

あなたの親は、あなたを生んだ時、
とびっきりの愛を注いであなたの名前を付けたはずなんです。

あなたは、愛に包まれてるんですよ^^

親の愛は究極のサプライズ!


▼2011年のココサプPICK UP!!に戻る▼